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[基本] インバウンドマーケティング視点のSEO対策をすべき理由と、小手先のSEO対策をやめるべき理由

2014年3月18日

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 より多く質の高い見込み客を新しく獲得するために、自社のWebサイトやブログへ多くの人々に来てもらいたいと、考えられていると思います。そのときにまず最初に考える施策は、「キーワード戦略」や「被リンク」などを含めたSEO対策ではないでしょうか。

 従来のマーケティング施策からインバウンドマーケティングへの移行を検討している企業様からインバウンドマーケティングのSEOとは?どうすればよいのか?という疑問をよくお伺いします。

 SEO対策と言えば、「キーワード」と「被リンク(インバウンドリンクとも言う)」が重要な施策だということは有名だと思います。簡単に説明すると、まず適切な「キーワード」を設定しページ内部で施策をし、検索結果の上位表示を狙い、より多くの検索者をあなたのサイトへ導いてくれるというものでした。また、「被リンク」とは、自社サイトへ向かう外部リンクを多く獲得し、あなたのサイトが高い”オーソリティー”(Web上での権威や信頼性がある)を持っていると検索エンジンに判断させ、検索結果の上位にあなたのサイトを表示させる、という概念でした。

 その一方で、検索エンジンのそのような仕組みを逆手に取り、検索をしている人々に対してではなく、検索エンジンに対してのSEOを行なってしまう、「ブラックハットSEO」と言われる手法が多数出現し、その都度、Googleによる、検索アルゴリズムのアップデートによって検索結果の浄化作業が行なわれてきました。

 そのアップデートのひとつである「Penguin(ペンギン)」アップデート以降のGoogle検索エンジンの向かう方向性を推測すると、「キーワード」と「被リンク」が重要な要素であるには代わりはなさそうなのですが、その2要素を構成する要素に変化があることをみることができます。

 今後SEO対策をするには、検索エンジンを騙したり、検索エンジンのための対策ではなく、サイト来訪者や見込客の立場に立った戦略の立て方(=よりインバウンディに!)をすることが、よりに高い効果をもつことは間違いないさそうです。本記事ではその背景を2つご紹介します。

1. 検索エンジンがあなたの検索の意図を理解し始めている

 前述した通り、数年前までのSEO対策の幹のひとつは、「キーワード」でした。現在でもページタイトルやURLにキーワードを入れる事は非常に重要な事ですし、そのことは今も変わりありませんが、2013年の秋にGoogleが導入した「Hummingbird(ハミングバード)」や今後のアップデートにより従来の「キーワード」戦略に大きな変化が起こる可能性が考えられます。


 まず、「Hummingbird(ハミングバード)」のアルゴリズムの導入の目的は、検索の際に入力される「キーワード」だけでなく、より「会話的」な検索結果を理解し、その検索内容によりマッチのしたWebサイトを検索結果の上位に表示するというものでした。実際に、より「会話的」な質問が検索される傾向は数年前から見受けられるようになり、例えば”家から最寄りで最も評価の高いピザ屋さんはどこ?”の様に文章が検索された場合に、その結果を各サイトのレビューやとGoogle Mapなど表示するような方向に移行し、ユーザーが抱える疑問に対してより明確に会話的に答えるサイトを検索上位に表示させる傾向を強めているということです。

 つまり、近い将来のSEO対策というのは、検索者の抱える課題に対してより「会話的」な解決策を提供すると大きな効果を出す可能性が高いということも意味しています(当然ですが、SEOとは検索エンジンのためにする訳ではなく、検索者のために、彼らの抱える課題に対して解決案を検索エンジンを通じて行なう事が本来あるべき姿です)。

※また、この流れは、検索が行われるのがデスクトップからモバイルへと環境が変わりだしていることも背景にあると考えられます。一部では知られているように、検索ユーザーが検索をする環境によって、検索されるキーワードや内容に違いが生じることがあります。インバウンドマーケティングにおいても、モバイル環境下でコンテンツが読まれることを意識して、SEO対策を施さなければならないでしょう。この件については後述します。

 インバウンドマーケティングでは、対象者別だったり、課題別、検討ステージ別のように、検索者の抱える様々な課題解決につながるコンテンツをブログやオファーなどの施策(リンク見込み客育成)を通じて提供します。

 それらの価値のあるコンテンツを会話的に伝える事のできるブログなどの施策をすることによって(ブログに関する関連記事はこちら)、検索エンジンに対して効果を発揮するSEO対策にもなり、あなたの製品サービスへ期待をもつ様々な購買ステージのユーザーに”見つけてもらう”ことが、さらに容易になる、検索者に対しての「SEO」対策になっていく、ということにつながります。

2. モバイル対応やソーシャルメディアに対応することも「SEO」効果につながる 

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 上記で述べたように今後の検索エンジンの傾向を考えると、様々な購買ステージにいて課題を抱える検索者に対してブログなどで解決策を提供することが今後のSEO対策の重要な要素の一つになっていく可能性が高い、という説明をさせて頂きました。

 ご存知の通りスマートフォンやタブレットの急速な普及により課題を抱えたユーザーがWebサイト流入する際の方法がPCだけからではなくなってきています。そのため、課題に対する解決策を様々な異なる形状のスクリーンに対応するWebサイト(レスポンシブ対応)を準備することの重要性も非常に高まっており、検索者がどのようにあなたのWebサイトを検索しているかを考える事も今後の検索者のためのSEO対策として非常に重要です。

 近年のGoogleのリサーチによると、モバイル端末ユーザーの約61%はレスポンシブ対応をしていないWebサイトを訪問した場合、すぐにそのサイトから離脱をし再検索後、読みやすいWebサイトへ再訪問する、検索傾向があると発表しています。

 それ故、モバイル端末ユーザーが急増する中、現状のサイトを既存のSEO対策である「キーワード」や「被リンク」に重点をいているのにレスポンシブル対応をしていないと、急増するモバイル端末からの検索者があなたのサイトを訪問後すぐに離脱をし、結果として検索ランキングが下がっていく可能性すらあるということです。仮にあなたのWebサイトで様々なコンテンツを提供していても、一概には言えませんがレスポンシブル対応をしていなければモバイル端末からの離脱率に押され、従来のSEO対策をしても効果が上がらない可能性があるという事です。

 加えて、ソーシャルメディアも将来的にWebトラフィックに影響を与え始めているため、SEO効果に絡んでくる可能性が高いと見られています。数年前までは、政府機関のサイトなどのオーソリティーの高いサイト(ある分野で非常に専門的で権威のあるとGoogleが判断しているサイト)にリンクをされる事がSEO対策の「被リンク」で重要とされていました。こちらもその重要性に変化はありませんが、ソーシャルメディアの急拡大に伴いSocial Proofと呼ばれるソーシャル上で多くの人に認められ、シェアをされることも「被リンク数」と同じようにインパクトを与える可能性のある重要な要素になってきています。

 これに関して、GoogleのMatt Cutts氏(Googleの検索エンジンの品質管理をする部門責任者)によると、検索結果とソーシャルメディア上シェア数との相関関係は決して同一ではない、と述べています。しかしながら、MOZはソーシャルメディアのシェアと検索結果に相関関係影響があることを確認しており、ソーシャルシェア数の多いWebサイトは検索結果に何かしらの影響を与えている事が十分考えられます。

 インバウンドマーケティンでは、ユーサーに”見つけてもらう”ための施策をします。これは、決して検索エンジンのためのSEO対策ではなく、課題を抱える検索者目線に立って行なうSEO対策です。これら見込客、潜在顧客、顧客の抱える課題を解決する視点にたち様々なマーケティング活動を行なう事が(従来も、検索エンジンに対する「SEO」対策ではなく、検索者に対して「SEO」対策するのが当然な事なのですが)重要であり、インバウンドマーケティング戦略は常にユーザーの視点から施策を考えていくためインバウンドマーケティングな視点で今後SEO対策していくべき、という事になります。

 今回は、簡単にキーワード戦略と簡単なSEOのお話、なぜインバウンドマーケティング視点でSEO対策をすべきかを紹介させて頂きました。さらなる、詳細はインターネットマーケティングガイド vol.1 〜キーワード戦略・SEO編〜に記載されていますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。 

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